女性に多く高齢になればなるほど多くなります。膝の痛みと水がたまります。
初期は立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、安静にすれば痛みがとれます。中期では正座や階段の昇降が困難となります。末期になるとじっとしていても痛みがとれず、軟骨、骨にも変形が目立ち膝が伸びなくなり歩行困難となります。
当院では問診、徒手検査をして水がたまっていて抜いた方がいいと判断すれば整形外科を受診していただきます。よく水を抜くと癖になるので抜かない方がいいのでは?と質問を受けることがありますが、癖になることはありません。水がたまる原因は炎症なので炎症が治まれば水はたまりません。
そして治療は大腿四頭筋の強化、日常生活動作指導など個々でメニューを考えさせていただきます。
成長期のボールの投げすぎによって起こります。投球時や投球後に肘が痛くなり曲がらない、伸びないなどの運動障害のでてきます。
投げすぎで肘への負荷が過剰となることが原因です。内側型は靭帯、腱、軟骨が痛みます。また外側型は骨と骨がぶつかって骨、軟骨が剥がれたりい、痛んだりします。
投球の中止が重要です。ピッチャーはしないけど外野くらいならしてもいいみたいな発想は絶対にやめてください。完全に投球禁止です。我慢して投球を続けると手術が必要になることがあります。そして手術後も3カ月~6カ月は投球禁止です。
当院では問診、徒手検査をし状態によっては整形外科を受診していただきます。そして手術の必要がなければ投球禁止期間の間に肘に負荷がかかってしまった原因を探し、フォーム指導、自主トレ指導などさせていただきます。
投球動作によって肩痛を来すことを野球肩といいます。これが水泳ならば水泳肩などといいます。これらには腱板、関節唇、上腕二頭筋腱、の損傷や炎症。関節周囲の石灰化、亜脱臼、滑液包炎、神経障害、インピンジメント症候群などがあります。また、リトルリーグ肩と呼ばれる8~15歳の少年の投球動作の繰り返しによって起こる上腕骨近位の骨端線(成長線)が離開してしまうものがあります。
症状によって異なりますが痛みがあれば必ず投球を中止してください。投球中止によって痛みが改善した場合は使いすぎによる痛みです。投球を中止してもまた痛みが出る場合は治療する必要があります。当院では徒手検査を行い肩関節と一緒に肩甲骨周囲、胸郭、股関節のチェックさせていただきます。投球などの全身運動では肩関節以外の動きも大切だからです。そして精密検査が必要と判断すれば整形外科を受診していただきます。
亀岡市では野球肘検診があるので、肩に痛みが出た事がある場合はその時に相談することはお勧めします。
肩こりという名前の病名はありませんが、訴えとしてはかなり多いです。症状は重だるさ、ハリ感、痛みがある、硬くなった感じがするなど個人差があります。肩こりの訴えがある患者様の治療はまず問診、そして全身の徒手検査が大切です。
本人は肩こりだと思っていても様々な疾患が隠れていることがあります。
隠れた疾患がなくて肩こりの症状がある場合血液の循環が良くない方が多いです。背骨が歪んでいるとか骨盤が歪んでいるとかは誰もがどちらかに歪んでいるので症状に直結しない場合はあまり気にせず、問診、徒手検査から得た情報から1人1人にあったメニュー考えさせていただきます。
腰痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症、腰椎分離すべり症、腰椎変性すべり症、椎間関節炎、仙腸関節炎、腰椎圧迫骨折、筋膜症、側弯症、梨状筋症候群など「腰部に痛みを感じる疾患の総称」です。
また日本人に1番多い症例です。
腰痛の原因はたくさんあります。
当院では問診と理学的所見から腰痛の原因を判断し、レントゲン・MRIなどの検査が必要と判断した場合、整形外科を受診していただきます。
肩関節は1番脱臼しやすい関節です。しかも1回脱臼すると癖になりやすい特徴があります。1度脱臼が癖になると筋トレなどでトレーニングをしてもあまり効果が出ないことが多いです。
柔道整復師は脱臼の整復ができますが、脱臼の種類はいろいろあってそれを検査するのに接骨院は環境が整っているとはいえません。レントゲン検査などをしてから整復、治療をすることをが望ましいと考えます。
当院では、上記の説明をして応急処置として整復するか整形外科などへの受診をすすめています。
突然、強烈な痛みで発症し、ほとんど動かせなくなります。五十肩の炎症期のような症状が出ることがありますが、拘縮する事なく治る事が多いです。40~50歳くらいの女性に多く発症します。
腱板とは肩甲骨から上腕骨に向かっている棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の事です。
4つの筋が束になってできた腱が板のように見えるので腱板という名前がついています。
この腱板が使いすぎや加齢で弱くなっている状態で転倒して手をついたり、
重い物を持ち上げようとして捻ったり、ボールを投げたりして切れてしまいます。
もちろん、はっきりとしたきっかけがなく自然に擦り切れたりしまう場合もあります。
まずは炎症を抑える。肩甲骨、胸郭の動きをよくする施術を致します。
また残存している腱板の機能回復などで症状が軽減する事があります。
ただ腱板断裂、損傷は痛みが長引く、力が入りにくいなど手術をした方がよい場合があります。
常にその可能性を考えながら治療していくことが大切です。
実はまだはっきりとした原因はわかっていないのですが、自立神経の乱れや加齢、運動不足による身体機能の低下が原因と考えられています。原因がはっきりとわかっていないので、治療法もはっきりとしません。
インナーマッスルと言われる筋肉のトレーニングをすれば改善する場合もありますが経験上改善されない方が多いように感じています。
ⅰ炎症期:
文字通り炎症が強く、じっとしていてもじんじんと痛みがあり、この時 期は炎症を抑えることが最優先されます。1番大切なことは痛みが出ることを徹底的に避けることです。
ⅱ拘縮期:
炎症期が過ぎると痛みとともに肩関節の動きの悪さがでてきます。この時期は筋肉の柔軟性、強さともに必要となってくるので治療のメインは運動療法になります。痛みがあるのに無理やり動かすのはあまりおすすめしません。
ⅲ回復期:
徐々に動きやすくなってきて、症状が気にならなくなってきます。治療の時期や方法によって異なりますが日常生活に不自由がない程度には回復する事が多いです。
1番重要なのはご自分肩が今何をすればいいか判断することです。そのためには炎症期、拘縮期、回復期の判断が必要です。